

インターネット回線速度はどれぐらいが普通?測定方法と速度改善する方法
ネット回線スピードテスト運営部(ニフティ株式会社)
快適なインターネットに必要な回線速度の目安を知っていますか?普段何気なく利用している固定回線は実際どれくらいが普通なのかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、利用している固定回線の回線速度を確認する方法と、利用用途別に快適なインターネット回線速度の目安を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
インターネット回線速度どれぐらいが普通?
実際の回線速度を確認するには、手軽に確認できるスピードテストがおすすめです。スピードテストは利用するサービスによって計測できる内容や操作性が異なります。
まずはスピードテストを実施
スピードテストとはその名の通り、現在の回線速度が計測できるツールです。多くの場合、ブラウザ上で手軽に計測ができるので、「なんだか回線が遅い」と感じた時にどの程度の速度が出ているのか確認できます。
提供されているスピードテストの中には手軽に計測できるもの、より詳細な情報が計測できるものなどがあります。一般的なスピードテストでは、ダウンロード速度、アップロード速度、Ping値の計測が可能です。
平均的な速度目安を確認
スピードテストを手順通りに試して結果が出てきても、一体「どれぐらいが普通」なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
フレッツ光回線の平均的な通信速度の目安は以下の通りです。(有線接続、無線接続含む)
- 平均下り速度: 360.69Mbps
- 平均上り速度: 271.27Mbps
- 平均Ping値: 20.96ms
※直近3カ月に計測された47,976件のフレッツ光ネクストの測定結果から平均値を計算(出展:みんなのネット回線速度)
「下り」速度は動画視聴やゲームの動きなどに影響するため、インターネットを快適に利用するためには、「下り」回線の速度が重要になっています。
Ping値とは、伝送遅延時間をわかりやすく数値化したデータで、数値が小さいほど通信環境が良いことを示し、オンラインゲームやオンライン会議でのタイムラグを避けるために重要な値です。
Ping値の詳細については、こちらの記事で確認いただけます。
インターネット回線の快適な速度とは
固定回線の快適な回線速度は用途によっても異なりますが、動画視聴やインターネットを快適に楽しむ上では、一般的に10〜30Mbpsと言われています。ここで固定回線の一般的な速度について確認していきましょう。
一般的な固定回線の速度とは
インターネットの回線には「bps」というデータ量を数値化した単位が使用されます。bpsは1秒間に転送できるデータ量を示していて、1Gbpsであれば1秒間に1Gのデータ通信が可能です。
多くの光回線は最大速度1Gbpsと謳っていますが、あくまでも最大通信速度のため実際の通信速度とは異なります。契約しているプロバイダーやプランにもよりますが、 回線速度は利用環境や利用する時間帯等によって大きく変化します。
利用方法別のインターネット回線速度目安
主なインターネット利用用途別に必要な通信速度の目安をまとめると、以下の通りです。
利用用途 | 通信速度目安 |
サイト閲覧 | 1~10Mbps |
メール/LINE | 128kbps~1Mbps |
SNS写真・動画投稿 | 3~10Mbps |
動画視聴 | 5~25Mbps※再生解像度による |
オンライン会議 | 10~30Mbps ※解像度による |
オンラインゲーム | 30~100Mbps |
回線速度は利用環境や時間帯によっても異なるため、同じ利用用途であっても必要な通信速度は異なります。普段インターネットで検索したり、SNSを閲覧したりする程度であれば、10Mbps程度の速度があれば問題ありません。
そのため、オンラインゲームやオンライン会議を行う場合は、ある程度速度が出やすい光回線の利用がおすすめです。
インターネット回線速度を改善するためには?
スピードテストで回線速度が遅かった場合、回線速度が遅くなっている原因を調べる必要があります。
インターネット回線速度が遅くなる原因
回線速度が遅くなる原因はインターネット回線の他に、パソコンやセキュリティソフト、ルーターなど周辺機器によるものも多いです。
スピードテストを行い、回線速度が遅いと感じた場合は、以下の改善方法を試してみてください。
- ルーターの電源を入れ直す
- モデムの電源を入れ直す
- 有線LAN接続してみる
- ルーターの設置場所を変える
- パソコンのスペックを見直す
回線速度が遅いと感じた場合は、接続機器の再起動を行うのがおすすめです。使用中の熱が原因で処理速度が遅くなっている可能性もあるので、定期的に再起動することをおすすめします。
また、ルーターの設置場所や有線LAN接続にすることで通信環境が安定し、回線速度が改善されることもあります。
光回線の見直しもおすすめ
現在利用しているインターネット回線が遅い場合、光回線を見直したり、すでに光回線を利用している場合でも、契約するプロバイダーを変更したりすることで、回線速度が改善される場合があります。
特におすすめなのがNTT東日本/西日本が提供しているフレッツ光を利用した高品質光回線サービス@nifty光です。上り・下り最大1Gbpsと高速で、混雑の影響を受けにくく安定した通信が利用できるIPv6接続にも対応しています。
既に自宅で光回線を利用している場合、開通工事をせずに乗り換えが出来るケースもあります。現在契約しているプロバイダーがわからない、乗り換え方法がわからない方はこちらの記事を参考にご確認ください。
まとめ
普通にインターネットを利用するだけであれば、10Mbps程度の速度があれば不便さを感じることなく利用できます。快適にインターネットを利用したい方は、少なくとも30Mbps程度の速度があれば安心です。スピードテストの測定結果を普段の使い方に当てはめて、回線速度が遅いようであれば、光回線の見直しがおすすめです。
- ※2025年6月時点の情報です。
- ※本文中に記載されている通信速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

ネット回線スピードテスト運営部(ニフティ株式会社)
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→@nifty光 はこちら)